六道日記

戦闘３班総員起立！・・・乃木と高峰は、やや見切り発車だが纏めて聞いてくれ

（カツカツと歩きながら一人一人の目を見据える）本日、新たな班長を頂き、三班は新たなスタートを切った　そこで前班長から最後の話しだ

本日をもってお前達はヒヨコを卒業する！、お前達は自ら空を飛ぶ力を持った青い鳥だ
（執事の如く恭しく益田を手で示し）王子様の命令で、困ってる　苦しんでる、泣いて居る人の元に飛んで助けて回る、余計なおせっかいだと言われたら胸ぐら掴み上げて力づくで幸せにする幸せの青い鳥だ
いずれ力尽きて空から落ちる者も居るかもしれない、だからどうした、お前達に助けられた者達の誰かは何時かこう思うはずだ「あのように生きたい」と　ならばお前達の志は永遠だ、お前達は永遠だ、恐れず飛び、雄雄しく羽ばたけ
それを心に刻んだ上で、俺から最後の命令だ、コレは俺が班長を辞めた後でも有効とする

生きろ！

どんな不様でも良い、どんなみっともなくても良い、泥を噛み足掻き這いずってでも生きてくれ、生きてさえいれば次が有る、次が有れば、次は今よりもっと上手くやれる、だから生きろ、全身全霊を賭けてだ、それが俺からの最後の命令だ・・・（周囲を見まわし、大きく息を吸い怒鳴る）返事はどうした！！（一通りの返事を聞いてから）良し、俺からは以上だ

授業中のリクドウさん

眼の下にくまを作り、授業中にもかかわらず黙々と書類を書きつづける
ちなみに提出期限は本日の早朝だった

本来は誉められた行為では無いが、あまりに悲壮な空気を纏っているので


見て見ぬふりをする情けが教師たちにも存在した

演習開始初期のリクドウさん

「いまだ、演習準備は終了しておらず、教官殿は準備で手一杯ゆえ、貴様等の基礎体力訓練は教官殿の補佐を行う俺が見る事になった
まず、最初に言っておく、俺はお前等が直接の知り合いでも初見でも、何一つ差別するつもりは無い
お前等には個性が有る、勉強が得意な者、運動が得意な者、手先が器用な者、喧嘩が強い者、リーダーシップを発揮する者、何ら取り柄が無いが真面目な者、さまざまな個性が有る

････全て平等に価値が無い！

良いか、サル山の得意不得意など、全て忘れろ！
今日から貴様等に叩きこむのは、演習をやるための基礎の基礎たる訓練だ、コレに付いて来れないような奴は実践など不可能、問題外だ
そんなヘタレ野郎は、実践に出てもすぐに死ぬ、一人で死ねば良いものを仲間を道連れにしやがるだろう、だったら今すぐ間引いてやるのが親切って物だな？

さあ、貴様等は間引かれるゴミか、それとも・・・返事はいらない、結果で示せ、まずは演習所を２０周だ、走れ!一周３分以内で回らなければ、最初からだ!走れ走れ走れ糞野郎共！！」


ＰＬ：上の文章はイメージＳＳです、実際の’（以下略）